SPECIAL TALK
対談:大泉洋さん×松村北斗さん

●かなり昔になると思いますが、初対面の時の印象は?

大泉 いちばん最初は僕の楽屋に来てくれたんだよね?
松村 そうなんです。僕は鳴かず飛ばずの時期が長くあったのですが、この世界でがんばりたいと思い続ける大きな理由のひとつが大泉さんだったんです。こんなにこの世界で魅力的に輝ける方がいるっていうのは、諦められない理由になっていました。全然違う(TV)番組だったんですけど、偶然楽屋がお隣で。
大泉 隣だったんだっけ?!
松村 はい。今思えば自己満足でしかないんですけど、とにかくこんなに尊敬してるんだという想いを届けたいと思って。「こんな想いでがんばっています!」ということを伝えて、自分を奮い立たせたかったのかもしれません。
大泉 ほ~!嬉しいですねぇ。
松村 全然(出演番組とは)関係ないわけじゃないですか。
大泉 そうね。僕は僕で何かの番宣で行ってたんだよね。「大泉さん。松村北斗さんという方がご挨拶したいって来てます」と言われて、「え?」みたいな。
松村 僕のことはもちろん認識されてない頃です。
大泉 全然認識してない。「へ~、僕のファンがアイドルの方でいるんだな」なんてくらいで。「こういう人が早く人気になってくれれば、僕の芸能界での立場も変わるのにな」と思ったくらいです(笑)。
松村 すぐ照れ隠しでそういうことをおっしゃるじゃないですか!(笑)
大泉 いやいや。その時パッと見て、「たぶん売れないな、この子は」と。
松村 アハハ!(笑)
大泉 それが今やね……上出来ですよ! まさかこんなに大人気の方になるとはね。私は諦めてました、あの頃は。
松村 っておっしゃいますが、その時は満面の笑みで「いや~、嬉しいよ!」って完璧なご対応だったんですよ。わざわざ楽屋から出てきてくれて、「握手しよう!」と。最終的には肩まで組んでくれて、「写真を撮ろう!」と言ってくれました。実際写真を撮ってくださって、「何枚か撮っておきなさい」みたいな。
大泉 (爆笑)。

●全然言ってらっしゃることが違いますね(笑)。

松村 全然違う! 本当にね、照れ隠しが子供のようです。
大泉 いやいや「将来的に僕のことを宣伝してくれる大事な人かな?」と思ったら、ぱっとしない浪人生みたいなのが現れたから。一応「写真撮ろうよ」なんて言いましたけど、(小声で)やっといてよかったなと思いましたよ。
松村 (笑)。携帯を買い替える度に写真フォルダは新しくなっていますけど、あの写真だけは入れ替えていつでも見られるようにしているんです。
大泉 ここまで人気者になるんだったら、僕の携帯でも撮っておけばよかったなと思いましたよ。
松村 それで言うと、これからまだどうなるか分かりませんよ(笑)。急にずっこけるかもしれませんから! 今はいろいろとまだ途中ですから。
大泉 いやいや、松村くんは確固たる地位を築かれて!
松村 いえいえ。今ここからがんばれば、いろんな方に知っていただけるかもしれないというところです。
大泉 いやいや、役者としての躍進もすごいじゃないですか。今回の富岡という役でも、なんて魅力的なお芝居をされるんだろうと思いましたよ。あんまり褒めるのも悔しいけどね! 普通だったらああいう役は、もうちょっと分かりやすいお芝居に流れそうだと思うんです。ずっと教授から抑圧されて、なかなか自分のやりたいことができないお医者さんじゃないですか。そこに助けたい人(=大泉演じる宣政)が現れて、最後は教授相手に啖呵を切るわけですけど……。僕だったらもうちょっと分かりやすいお芝居をしちゃうだろうなっていうところを、まあ複雑で繊細なお芝居をされて。気弱な富岡ががんばって啖呵を切る感じが絶妙でした。「なんだ、芝居うまいじゃないか!」と腹立だしいですね。
松村 っていうことを、日本アカデミー賞の授賞式でお会いした時、いの一番に伝えてくれて。すごく安心しました。その時は肩を抱きながら言ってくれましたよ(笑)。
大泉 (笑)。
松村 だからいくらでもエンターテイメントとしての悪態みたいなものは、受け入れたい。むしろそれがファンとしては嬉しいんです。本当に素敵な方なんですよ!


●役者としての大泉さんはいかがでしたか?

松村 本当に今更僕が言うレベルではないと思いますが……。今回みたいな役に特化して言うと、言葉や行動だけじゃないものがすごく漏れ出す役で。どうやってこういうお芝居をされるんだろうなと思うと、やっぱり大泉さんがその役の心を持っていないとできないんだろうなと思います。大泉さん自身が本当に心の温かい方。優しいと言うと平たすぎますけど、もっと深い意味で優しい方なんです。それを惜しみなく役のためにさらけ出せる。今みたいに“大泉洋”として出るときは、それを隠すじゃないですか。照れ隠しもあって。でもいざ演じる役のためには、そこをむき出しにされる。そういう誰にでもできるものではないぞというお芝居をされるのは、やっぱり大泉さんしかいないです。だからどうしても憧れてしまいますね。僕もいつかこんな役をもらって、こんなお芝居ができたら、自分でも泣きながら見てしまうだろうなって思います。
大泉 珍しくだいぶ分かりやすく、いいことを言ってくれましたね。
松村 好きなんですよ、本当に!
大泉 こないだ雑誌の取材で、彼が僕の音楽について語ってくれていたんです。でもマニアック過ぎて何を言ってるか分からないんですよ。「僕は大泉さんの子音のTの音が好きだ」とか言ってて。
松村(笑)。はい。T!
大泉 わけが分からないことを言うんです!

●本当の大泉洋マニアなんですね。

松村 その時のライターさんが僕と同じくらい大泉さんのことを好きで、どんどん盛り上がって深いところまでいったんです(笑)。
大泉 深すぎて僕にもよくわからない。今日はだいぶ一般人のレベルにあわせて話してくれてますね(笑)。

●中盤は富岡が宣政のヒーローに見えるような展開も。役の関係性の変化をどのように構築していかれたのでしょうか?

松村 さっき褒めていただきましたが、僕自身は自分を役者でもないと思っているし、お芝居のキャリアもたいしてない人間です。だから自信がなかったし、実際自分の演技をモニターで見てどうしたものかと頭を抱えている状態で。でもいざシーンが繋がったものを見ると、できている。「なんでなんだ?」と考えながら見ていくと、やっぱり隣で僕の顔を見て僕の言葉を聞いて受けてくれている大泉さんが、富岡がどういう意図でここにいるかを説明してくれているんです。大泉さんのお芝居とセットで、今回はできた。だから役の関係性ができていたのは、はすべて大泉さんのおかげです。僕の力なんて微々たるものですから、すべて大泉さんによってという感覚でした。こういう方だから、ずっと長くお芝居を続けていけるんだなと。今横で鼻から息を抜いて笑ってらっしゃいますけど(笑)。本当にそう思います!
大泉 いやいや、ありがたい。彼がそう思ってくれてるのは嬉しい。でもやっぱり相手のお芝居をちゃんと見てるから、彼もそう思うんでしょうしね。お芝居って自分だけじゃできないものですから。僕なんかは特に家で自分の芝居を固めていかず、現場で相手が何をしてくるかに寄せちゃう。だから僕に全然できないお芝居をする松村くんが面白かったですね。「へ~こんな言い回しをするんだ!」って。だから僕は彼に言ったんです。「自信がないとか、自分は役者でもないって言うのは失礼だから言わない方がいいよ」と。でもその自信のなさがまた、“演じ過ぎない”彼のお芝居に繋がっている。そこが僕が見て面白いなっていうお芝居をされる所以ゆえんなのかなとも思います。どうしても小劇場出の男とかはやり過ぎますからね(笑)。もうひと段階余計なことをしてしまうとかありがちですが、それが松村くんにはなくて、スッとした余分なものがない感じがいいんでしょうね。


●後半、光石研さん演じる石黒相手に富岡の感情が爆発するシーンは、これまで冷静だった富岡の見せ場でもあります。あのシーンはどのように撮影を?

松村 支度部屋と現場の間に、待機部屋があったんですよ。そこでお2人(大泉と光石)はずっとふざけてらっしゃった(笑)。
大泉 ふざけてないでしょう?! ふざけてました?(笑)
松村 ふざけてましたよ。ずっと2人で「とがり過ぎた大御所俳優」とか、「芝居論を語ろうとするけどたいしたことを語らない人」みたいなコントをやられてましたよ。
大泉 あの人(光石)は本当に……ふざけてるんですよ。

●役としては後半、宣政と石黒は対立関係でしたが……。

大泉 役ではね。こんな若い人(松村)を前にして、大事なシーンですよ! あの大事なところで、ふざけてた?
松村 もちろん!
大泉 (笑)光石さんとは共演するのが久々だったので、嬉しくなっちゃったんでしょうね。延々とふざけてました。それを松村くんはすべて忘れて、素晴らしく演じてくれましたよ!
松村 これは無理矢理言ってるわけじゃなく本当のことなんですけど、お2人がふざける姿を見ていると僕もつい笑ってしまうので、一瞬シーンや役から外れてしまうんです。「本当はもっと役について考えなきゃいけないのか?でも聞いてしまうな……」と。でもそこの柔らかさって必要かもなと感じて。決して一緒にふざけるわけではないですが、お2人の作り出す緩急に一緒に乗りながら撮影していたことはよく覚えています。
大泉 そうかそうか。ま、あまりにも役に入り過ぎることが必ずしもいいとは限りませんからね。
松村 なんとなく「いざ集中!」となった時にスッと役入る感覚は、前よりも鋭くなったような気はします。
大泉 あ~やっぱりね。おじさんたちの邪魔がずっと入ってるからね。
松村 いやいや(笑)。緩急だなって。
大泉 それを僕は彼に教えたかったんですよ。そういう現場もあるよと。常に現場で100%集中できるわけじゃないぞと。こういうやつもいるかもしれない。それを私は教えたかった。少ないですからね、私が彼に教える時間って。
松村 (笑)。
大泉 今回そんなに共演時間があったわけでもないですしね。いろんな状況を私は彼に教えたかった。常に100%いい環境なんてそうないよと。こういううるさいおやじの先輩が来た時、お前ならどうする!!?――それを彼に教えたかった。
松村 じゃあ時々現場で「君は『(水曜)どうでしょう』のどの回が好きなの?」って聞くのは、どういう教えだったんでしょうか? もう本番のカメラが回るよという時に(笑)。
大泉 そんなこと聞くわけないでしょ! どの世界に本番直前に「君は『どうでしょう』のどの回が好きなの?」って聞く人がいるの。聞かないでしょ!……聞きました? 
松村 聞きましたよ。だから僕はしっかり答えました(笑)。
大泉 だから「お前ならどうする?それでも集中し切れるか?」と彼を試したかったんです。松村くんはこの作品で一回り大きくなったと思いますよ。どんな現場でも集中できるようになったんじゃないかな? 亀仙人の甲羅みたいなもんですよ!
松村 (笑)。

●バルーンカテーテルの手術が成功した感動的なシーンについてもお聞きします。テストでは大泉さんがオーバーアクションで歓喜される芝居をされていたとか。

松村 ありましたね、そんなことも!マスクをしているシーンでしたよね?
大泉 NASAのロケット打ち上げが成功したみたいな喜び方をしたシーンですか?
松村 そうですそうです。2人で目線をちょっと交わして下さいみたいな。顔が見えてないのでここ(目線)で!みたいな。
大泉 そうか……そこもふざけてましたか。
松村 いやいや(笑)。

●本番はもちろん落ち着いたトーンでやられていたと思いますが。

大泉 本番はね。でも彼は僕が多少ふざけていたとしても見事に役を演じていましたから。私はやりやすかったです。
松村 本番はもう誰よりも鋭いお芝居されますからね。ずるい。本当にずるい!
大泉 映画で見ると確かに感動的でしたね。
松村 はい!(深くうなずく)
大泉 現場ではふざけていたのに、映画であんなに感動するとは思わなかったですね(笑)。
松村 (唐突に)大泉さんって目がセクシーなんですよ!
大泉 (笑)。目が?!ありがとうございます。もっと言ってほしいわ。そう言ってくれる人いないから。
松村 大泉さんのここ(目の部分)だけをピックアップしたお芝居っていうのは、僕はかなり好きですね。
大泉 あ、そう?(満更でもない感じで)私も知らなかった。目がセクシーなんだ。
松村 なんかこう……はかない目をしていらっしゃいます。
大泉 儚い目ね。するする! しますよ。
松村 かなりあのシーンは堪能できましたね。

●月川監督とのやり取りで印象的だったことは?

大泉 監督は僕に関して言うと役について話し合うことはほとんどなくて、僕たちのやりたいお芝居を尊重してくれる方でした。そしてそれを見事に撮ってくれる。ここまでやりやすかったのは、月川さんが考え抜いて僕たちに素晴らしいハコを用意してくれたからなんだろうなと思うんですよね。何か監督に演出されたっていうよりかは、映画全体に月川さんの愛情みたいなものがあふれていたなって。僕たち役者ももちろん尊重してくれるけど、「このセットは、美術スタッフがすごくがんばって作ってくれたんですよ」とかよくおっしゃっていて。この人は本当に映画が好きで、全てのスタッフを愛しているんだなということをすごく感じました。役者含め全員が月川さんの愛情に包まれて撮影をしていたような気がします。
松村 僕は監督に相談することもあったんですが、かなり柔らかく相談を受けてくれる方という印象です。「ここを迷ってます」みたいな、些細なちっちゃいことでも相談しやすかったですね。「じゃあここはこうして下さい、ああして下さい」という方でもない。「なるほどそうか」と一緒にトライしながら撮影してくれる監督さんで、上からの傲慢な感じは一切なかったです。
大泉 そうなんだよね。
松村 この作品が実在した物語だからか、人間の中に本当に実在するもの(感情や心)を撮ろうとされているのかなというところがあって、ある意味で“無理をし過ぎなくてもいい”というか。集中し切ればたどり着けるようなところに答えがあって、それを一緒に探してくれるような監督さん。だから毎日現場に安心しながら行けたし、僕はすごく好きな監督さんになりました。

●監督のトーンが映画の優しさにも表れている気がしますね。

大泉 本当にそうですよね。月川さんの映画が素敵なのは、そういうところなのかなと思いましたね。もちろん誰よりも勉強していたから、現場で分からないことがあっても監督に聞けば必ず答えを出してくれた。「宣政はどういう心情だったんだろうね?」ということに関しても、ちゃんと監督なりの答えを持ってらっしゃいました。


●改めて初共演を経て、お互いの印象は変わられましたか?

松村 僕に関しては今回やっと大泉さんとがっつりお話ができて、嬉しかったです。ただ撮影初日は、僕が好きだということは当然伝わっていますけど、あえて静かにしていたんです。そしたら大泉さんの方から、「いよいよ同じ仕事ができたね」と声をかけてくれて。実際どれくらい好きなんだとか、むしろ大泉さんの方から質問してきてくれました。憧れとか好きという気持ちを一切煙たがられないのが、ちょっと意外で。(クールに)「あ、ありがとね」くらいなのかなと思っていたので、そこは人としてさらに素敵なところだなと思いました。僕もそういうところはマネしていこうと。たまにですが僕にも「好きなんです。憧れてます」と言ってくれる後輩がいて、その時に僕の心の中の“小さな大泉さん”が「こうしなさい」と囁いてくれるんです。だから「ありがとう。本当に嬉しいよ」と僕も素直に言えるようになりました。
大泉 (笑)。ただ私はもっといっぱいよいしょしてくれるのかなと思ったんですけど、あんまり言わないんですよね。
松村 静かにしてました(笑)。
大泉 聞きたいんですよね、こっちは。「何が好きなの?何見たわけ?」とか。でもたいして言ってこないから……。多少は私も泳がせましたよ? 

●もっとチヤホヤしてほしかったのでしょうか?(笑)

大泉 そうですよ! 何も言ってこないから、仕方ないから本番直前に「『どうでしょう』の何の回が好きなの?」と言わざるを得なかった(笑)。
松村 (笑)。

●松村さんは憧れの人を前に緊張してしまった感じですか?

松村 やっぱりものすごい数の顔がある方だっていうのが、憧れの理由なんです。でもこんな作品の現場でそんなことを持ち出してはいけないと、勝手に大泉さんの美学を作っちゃってたんでしょうね。
大泉 なるほどね。そんな人じゃないと。でもそこは会って印象が変わったでしょ?
松村 なんて柔軟なんだ!と。天才だと思いました。
大泉 (笑)。なんて褒めたがられるヤツなんだと(笑)。
松村 舞台挨拶でもこの取材も直前までふざけてらっしゃいましたけど、ふざけてるんじゃなくて、とにかく柔軟で天才なだけなんだということは、本当に言葉にしたいです!

●次共演されるとしたら、どんな役で絡みたいですか?

松村 恐れ多い質問ですよ! 勝手に見てるだけでいいんだけどな、こっちは。
大泉 何がいいかな~何でもいいですよ。ダメなお兄ちゃんと、よくできた弟とか。まだ兄弟で大丈夫でしょ?オヤジじゃないよね?お父さんじゃないよね?
松村 お父さんではないかな。ものすごく若いパパだったら……。
大泉 いや~そこは兄弟くらいに収めてほしいですね。すごくダメな上司とよくできる部下でもいいですね。大体私はダメなんですけど(笑)。
松村 今みたいな師弟関係とかどうでしょう。大泉さんがいくところに僕が付いていってはやし立てたり、いちいち感動したりとか。とにかくこの人になりたい!という憧れの関係性。
大泉 普段とたいして変わらないね(笑)。
松村 そういうのがやりたいですね!

●作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。

大泉 『ディア・ファミリー』は重たいお話ではありますけど、見終わった後にはとっても前向きになれる作品です。Mrs. GREEN APPLEの主題歌『Dear』も本当に素晴らしく、あの曲に乗って「がんばるぞ~!」と最後は叫びたくなるような映画でございます。またここにいる松村北斗くんが大活躍する映画でもございます。松村北斗くんのファンの方は二度三度と見ていただいて、私と松村くんの初めての共演作品を堪能していただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします!
松村 嬉しく聞いていて、何をしゃべろうか飛んじゃいました……。平たい感想になりますけど、僕は試写で見てとても感動する映画でした。でも「感動した~気持ちよかったな」で終わるような、消費されてしまうような感動ではなくて、今もずっと考え続けてしまうこともありますし、心に残っているものもたくさんあります。自分の財産になるような感動がたくさん満ちている映画です。僕自身もこの作品、この役に出会えてよかったと感じる作品ですので、皆さんも劇場でいち早くこの作品に出会ってもらえればと思います。よろしくお願いします。